機械音痴を直したい......
あなたはそう思っていませんか?
このページに辿り着いているということは、それなりに使えているか、使えるひとが側にいるはずです。
だったら大丈夫ですよ。
ここに書いてあることを意識すれば、改善できるかもしれません。
機械音痴の本人は気づいていないかもしれませんが、周りから見ると機械音痴の人は、ある程度共通した特徴を持っています。
その特徴を確認しながら、改善方法を考えていきましょう。
配線コネクタの色をデザインだと思っている
「これはさすがにない」
そう思ったあなたは、できるひとです。
見てほしいと言われて見てみると、配線コネクタの色を無視してカラフルにつないでるって本当にあるんですよ......
最初なので、このレベルも抑えておきました。
- 同じ色同士をつなぐようにする
- 下には下がいる
刺されば正しいと思っている
これは機械音痴ではなくても、勘違いするかもしれません。
ACアダプターなどでコンセントではなく、機械に挿す側のプラグの形が同じ形をしていても電圧が違ったり、プラスマイナスが逆な場合があります。
同じ形をしていて刺されば問題ないと思ってしまいがちですが、火災になる可能性があるので規格は確認しましょう。
- 電気は便利だけど危険なもの
- 電源の規格はきちんと確認
いらないと判断した部品は捨てる
オプションのパーツだと、すぐには必要ない物もありますからね。
気持ちは理解できます。
ですが、その捨てた部品って何のために付いていたか理解していますか?
理解して捨てたのなら問題ないですが、理解してないのに「いらない」と判断して捨てるのは、あとになって必要だと気付くかもしれません。
こういうのは大抵、メーカー保証が切れた頃に気付くので、初めから入ってなかったと言っても通用しないもんです。
- 付属品は役に立つから入っている
- 何のための物か理解する
- 基本は捨てない
- 自分にとって本当に必要ないと判断した上で捨てる
電源の入れ方がわからない
これは機械音痴の自覚がある方は、恥ずかしいと感じるかもしれません。
でも割と機械慣れしていても迷うこともあります。
当然、「切/入」とか「OFF/ON」のスイッチがついていたら判りますよね?
たぶん判らないのは、「○/|」絡みの電源スイッチではないですか?
電源スイッチには「○」と「|」で「OFF/ON」が表示されているものがあります。
「「○」と「|」どちらがオンですか?」
機械慣れしていても迷う人が多いです。
「○」と「|」は「0」と「1」で考えましょう。
コンピュータの世界では「0」がフラグなしで「1」がフラグがたった状態だから「|」がオンです。
旗(フラグ)をたてて行動するわけです。
「1歩進んだ状態」と覚えても良いかもしれませんね。
そしてコンピュータの世界では電源ボタンのマークも「○」と「|」を組み合わせたものになっています。
電源ボタンはこのマークです。
- 電源マークは「0」と「1」
- 「0」が「切」、「1」が「入」
想定外の動作をするとメチャクチャ焦る
予想していない動作をされるとメチャクチャ焦ります。
それは機械音痴でなくても、みんな同じです。
自分が見ていた子供が、急に道路に飛び出したら焦るでしょ?
それと同じです。
対象に対して、予想ができるかどうかというだけです。
正常な動作ならあなたも焦ったりしませんよね?
それは想定したとおりの動作だからです。
では異常な動作をどうやって予想するか......
「経験」というのもありますが、先回りして知ることができるんです。
「取扱説明書」です。
取扱説明書には大抵、最後のほうに「故障かな?と思ったら」というような、具体的なトラブルの例と対処方法が書かれている項目があります。
これを先に読んでおくことで「こういう事がおきる可能性がある」という心構えができるんです。
心構えさえできていれば、いざトラブルに直面しても焦ったりしないですみますよね?
「説明書に書いてあったなぁ」くらいの余裕が生まれます。
機械ではありませんが、ネットサーフィンをしていると突然「ウイルスに感染しました」とか「アダルトコンテンツの利用料金振り込んでください」などと表示されることがあります。
しかもスマートフォンがブルブルしちゃって自分の端末情報が表示されてたら焦りますよね?
でもあらかじめそういう「詐欺」があると知っていれば......
「あぁ、詐欺ね」
ってタブを閉じるだけです。
こういう詐欺は「はやくこのボタンを押して」と焦らせたり、「アダルトコンテンツ」というひとに相談しにくい単語を入れたりして騙してきます。
先に手口を知っておくことで判断を誤ることが減りますよ。
少し話がそれてしまいましたね。
- 取扱説明書を先に読んでおこう
- よくあるトラブルを知っていれば焦らない
困ったときにコンセントプラグを抜く
機械にとって電気は人間にとっての血液と同じです。
止まってしまうと後遺症が残ってもおかしくありません。
機械は自身の治癒能力で回復しようとしているかもしれません。
コンセントプラグを抜くのは最終手段です。
最終手段を惜しげもなく最初からくり出すのはやめましょう。
ただウィルス感染だとはやく止まってもらった方が被害が少ない場合もありますので、原因が判断できる前知識があった方が適切な処置ができるのも事実なんですよね......
- 機械にとって電気は血液
- 止めてしまうと後遺症が残ることも
- やっぱり前知識が必要
決まった操作しかしない
覚えられないので決まった操作しかしないなんてことがありませんか?
あなたはそれで割と満足しているかもしれませんね。
ですが機械音痴を治したいならあまり良い考え方とはいえません。
なぜなら使い慣れたものから少しずつ興味を広げて理解していくのが、ストレスなく機械音痴を治す近道だからです。
あなたが使い慣れたものを「もっと便利に使うには?」と掘り下げていってみてください。
- 使い慣れたものから理解していこう
- 少しずつ理解を広げてみよう
わからないけど良い物がほしい
新しく電化製品を買おうと思ったとき、商品レビューやクチコミを見て検討することは多いですよね?
星の数やレーダーチャートによって、ひと目で「良さそうな製品」がわかります。
でもその製品、機械音痴のあなたにとっても「良い製品」でしょうか?
良いといわれるものを買っても、あなたが使いこなせないのでは意味がありません。
決まった機能しか使わないのでは、その他の機能は無いのと同じです。
ですが「機械音痴は機能が少ないものを買いましょう」という訳ではありません。
商品レビューやクチコミを見るときは、「あなたと同じくらいのレベルのひとのコメント」や「同じレベルに目線を合わせてくれているコメント」を参考にしましょう。
「同じレベル」というのは「あなたが内容をすべて理解できる」ということです。
そういったコメントを参考にして「ストレスなく使えそうか」を判断しましょう。
そして「理解はできないけど、機械に詳しそうなひとの評価」で製品の品質を判断すればいいんです。
こうすることで「あなたがストレスなく使える良い製品」を手にすることができます。
機械音痴を治すには「普段さわらない機能にも興味を持ってさわってみること」が大切です。
そのためには気持ちに余裕が必要なので、基本機能はストレスなく使える必要があるんですよ。
- クチコミは自分と同じ目線を参考にする
- 理解して納得できるものを選ぶ
- 詳しそうな意見は品質の裏付け程度の参考にする
- 踏み出すためには気持ちに余裕が必要
ボタンを押して反応がないと連打する
機械音痴であっても普段から使っているボタンなどは、安心して押せますよね?
そのボタンが突然反応しなくなったら、あなたはどういう行動をとりますか?
いつものボタンなら惜しげもなく連打しないでしょうか?
やめましょう
ボタンというのはスタートとストップを切り換えるものなので、連打すると途中まで進んでいた処理も再スタートすることになり余計に終わらなくなってしまいます。
連打はしなくても、反応が悪い時間が長いとボタンを押す力を強くしていったりするのもダメです。
物理的なボタンの場合、接触不良で反応が悪いと強く押すことで反応することもありますが、その後ますます反応が悪くなり壊れるのでやめてください。
「ケガをしているのに無理をして運動したらケガが悪化する」のと同じです。
早めに修理しましょう。
- 反応を待つ心の余裕を持とう
- 壊れたら無理させない
壊しても「なにもしてない」と答える
皮肉に聞こえるかもしれませんが、これも大切なポイントです。
自分では解決できないと判断して助けを求めている状況を想像してください。
相手は解決する手掛かりが欲しいのに、あなたから「勝手に壊れた」と言われてしまうとどこから手をつけていいのかわかりません。
「ここをこうしたら」という情報さえあれば「ここ」をまず調べようと取っ掛かりになるんですよ。
わたしもブログに貼る広告に関して、「なんでそうなったのかわからない」事があり、専門家に相談したことがあります。
その際「なんでこうなったのかわからないけど、こういう事をした。」と自分がしたことを詳細に伝えた結果、一回の質問で答えが得られました。
その内容は『広告の仕組みは?アプリからの注文に関して問い合わせました』という記事にしていますので、参考にしてください。
内容を見たら「ここまで詳細に伝えられない」と思うかもしれませんが、少しだけでもいいんです。
「このボタンを押したら」程度の情報でもあれば違ってくるので「何もしていない」だけはやめましょう。
- 何をしたか覚えておこう
- 何をしたかちゃんと伝えよう
自己責任を理解していない
周りに機械に詳しい方ひとがいると頼もしいですよね?
ちょっとくらい壊れたものも自分で直してしまうようなひとだと「自分の物が壊れたときも修理をお願いしたい」なんて期待してしまいます。
修理にお金を出さなくてすむのもありがたいですよね。
でもね......多分こんなことをいわれると思いますよ。
「直せるかわらないけど、その時は諦めてね」
こういわれて不機嫌になるひともいますが、仕方がないんです。
自信がない訳でもないし、やりたくない訳でもないのですが、素人修理は自己責任が基本です。
自分のものなら「直らなかったら諦めて捨てよう」くらいの気持ちで直します。
なので「壊れたら責任をとって」といわれたら「やりたくない」ですね。
「捨ててもいい」くらいの気持ちがないなら素人ではなく、お金を払ってメーカーに修理依頼をしてください。
- 素人修理は自己責任
- 捨てる前の最後のチャレンジ
- 確実に直したければメーカーに依頼しよう
説明書を読まない
機械音痴が憧れるポイントに、機械に詳しいひとがよくいう
「取扱説明書を読まなくても使えるよ」
というのがありますよね?
これって実はある程度しか使えていないレベルのひとがよくいう言葉なんです。
機械を使いこなしているひとは取扱説明書を読んで、すべての機能を理解して使っているんです。
取扱説明書にすべての機能の説明があるのに、手探りですべてを理解しようなんて非効率ですからね。
とはいえ、機械音痴に詳細説明書を理解するのはハードルが高いですよね?
安心してください。
最近は詳細説明書とは別に簡単マニュアルみたいのがある場合が多いので、それくらいは読みましょう。
わたしもマニュアル作成の現場を見たことがありますが、「ここにカチッという文字を入れたらわかりやすくなる」など少しでも初心者でもわかりやすくなるようにと、いつも会議をしていました。
なので簡単マニュアルでもちゃんと読めば理解できるはずです。
基本的に誰かに教えてもらう事を期待していたら、機械音痴は治りません。
- 取扱説明書を読もう
- 取扱説明書を読まないのは半端者
- 簡単マニュアルは初心者の味方
取扱説明書を読んでも文字を追っているだけ
取扱説明書の大切さがわかったところで、さっそく読んでみようと重い腰を上げたかもしれません。
ですが、読んでも文字を追っているだけではダメですよ。
理解しないと意味がありません。
「読む」ことが目的になっていると、全然入ってこないし時間の無駄です。
説明書は「理解」しましょう。
とはいえ、最初からすべての機能をというのは無理があるので、まずはあなたが使いたい機能の部分を徹底的に読んで理解してみましょう。
- 取扱説明書は理解しよう
- 興味がある機能から理解を深めていこう
そもそも機械に興味がない
「機械を使えるようになりたい」という気持ちはあっても、「もっと上手に便利に使いたい」とはなかなか思わないのではないでしょうか?
機械音痴という焦りから知識を得るための勉強をして、例えばネットサーフィンの方法を身につけたとしても「ネットサーフィンの方法を身につけた機械音痴」になるだけです。
どんな機械にも対応できるようにならないと、機械音痴が治ったとは言えないですよね?
その対応能力を身につけるためには、興味や好奇心といった「使うこと」から更に1歩踏み込んだ考え方、エネルギーが必要になります。
興味があるなら理解できるまで自分で調べることだって苦じゃないんです。
そうして理解すると、他のものにだって応用が効くようになるんですよ。
理解が足りていない調べている途中の段階で失敗したり、それこそ壊してしまったりする事もあります。
そこで恐くなって止めてしまうか、好奇心で突き進むかが機械を理解できるひとと機械音痴の差ではないでしょうか?
- 機械を使いたいの?理解したいの?
- 興味からの欲求が理解への原動力
- 失敗は誰でも経験している
- 失敗の後の行動が分かれ道
おわりに
機械音痴の特徴と治すヒントを挙げていきましたが、参考になったでしょうか?
最後に中でも大切だったポイントをまとめておきますね。
- 基本知識や使い方を先に知っておく
- よくあるトラブルも先に知っておく
- 取扱説明書を有効に使おう
- なんとなく操作をしない
- 興味があるなら失敗は恐れない
ちゃんとした知識を身につけて、事故やトラブルがないように注意してくださいね。