子供も大きくなり、自転車チャイルドシートを後乗せ(リアチャイルドシート)に変えました。
前乗せのチャイルドシート(フロントチャイルドシート)は、そのままステップをたたんで前かごとして使っていましたが、普通のカゴに交換することにしました。
交換するのは「前後兼用のバスケット NCB2041」
子供を前に乗せていた時に、荷台につけて使っていた前後共用のカゴです。
この製品は既に販売が終わっているので、これから購入する場合は「NCB2165S」が同等の製品となっています。
わたしが取り付けたものとは違いますが、本記事を参考にした方からは、編み目が細かいOGK技研のカゴも人気があります。
もともとリアにカゴを付けていてリアチャイルドシートを取り付けたときに外したのですが、慣れないリアチャイルドシートで重心が後に寄るのが怖くて前もチャイルドシートのままでカゴは使っていなかったんです。
交換すると前が軽くなりますからね。
でも、そろそろリアチャイルドシートにも慣れたので、交換することにしました。
自転車屋さんに相談したところ、工賃は1,000円で交換できるということでしたが、今回は自分で交換することに決定。
割と簡単に交換できましたので、作業手順を写真を使って説明していきますので参考にしてください。
この「前後兼用のバスケット」、簡単に前カゴとして交換できたので、まだ子供を前に乗せていて、荷台のカゴを検討している場合にもおすすめですよ。
今回、前カゴを取り付ける自転車は「ギュット・ミニ・DX」となりますが、特殊形状のフレームでなければ大抵の電動アシスト自転車共通の手順です。。
リアチャイルドシートの取り付けに関しては、「【画像で説明】OGK製の後ろ乗せチャイルドシートの取り付け方【ギュットミニ・DX】」を参考にしてくださいね。
フロントチャイルドシートを外す
ギュット・ミニ・DXに初めからついていたフロントチャイルドシートを外していきます。
まず、チャイルドシートの横に固定されているブレーキのワイヤーを外します。
画像の赤枠の部分をねじって抜くことで外すことができます。
この部分をねじって抜きます。
外れました。
次にチャイルドシート下(裏側)のフックで留められているワイヤーも外します。
ワイヤーの固定が取れたらネジを外していきます。
まずはチャイルドシートのシートをめくり中央にあるネジを外します。
このネジを含めて、チャイルドシートから外した金具などはカゴをつける際にも使うので無くさないように気をつけてください。
これらの固定用パーツが元のチャイルドシートに付いていなかったけど、工夫して解決した方がおりましたので、後でその方の解決策を紹介します。
中央のネジが外れたら、横の六角袋ナット外します。
ここを外すためには、シート内側のクッションをめくって内側から六角穴ボルトを抑えながらナットを回す必要があります。
こうしないと空回りして緩みません。
両側とも外せばリアチャイルドシートの固定されている部分がなくなるので、持ち上げて取り外し完了です。
チャイルドシートが外れました。
カゴの取り付け
カゴの取り付けには、チャイルドシートに使っていた金具を使います。
赤枠で囲ったパーツも使わないと上手く固定できないので、取り付けを忘れないようにしましょう。
赤枠で囲ったパーツをカゴとハンドルの間に滑り込ませて、チャイルドシートとハンドルを固定します。
あとは、カゴの中央のネジを締めて取付完了です。
チャイルドシートの取り外しに比べて、カゴの取り付けは簡単ですね。
ですがカゴの取り付けが簡単にはいかない場合もあるようです。
カゴの固定用パーツが無い!?
ここまでの説明ではカゴの固定用パーツは、外したフロントチャイルドシートの物を流用していますが、OGKなどサードパーティ製のチャイルドシートだと、このパーツが付いていない場合があるようです。
しかも、この固定用パーツの正規品を自転車屋で取り寄せると3,000円位するそうなのです。
カゴは固定したいけど、カゴ本体とほぼ同じ金額払うのはちょっと避けたいですよね。
そんな訳で「パーツは付いてなかったけど、安くなんとかしちゃった方々」から実際に行った固定方法を教えて頂きましたので紹介します。
もちろん、メーカーが推奨している方法ではないので、強くおすすめはできませんが「そういった方法で解決されている方もいるよ」という参考情報です。
結束バンドで固定
「固定用パーツがないのですが、取り付けられるように何かアドバイスいただけるとありがたいです。」との相談のメールを受けて、わたしならどうするかを考えました。
そこで考えたのが、「結束バンドで固定」です。
安全第一のチャイルドシートの固定はさすがに無理ですが、カゴくらいなら結束バンドで十分ではないでしょうか。
やっぱりダメだってことになったら、自転車屋で3,000円の正規品を購入してもらうということで......
代替となる金具の購入なども考えましたが、ハンドルの径やネジの長さ、太さなどが合うサイズを探すのが大変だということで、(このときは)断念しました。
結局、100均で購入した対候性の結束バンドでハンドルと固定するという方法で解決となりました。
相談された方のカゴはNCB2165Sだったのですが、カゴ左右の本来Ω型の金具を留めるネジ穴が鋭利ではなかったのでそこに結束バンドを通して固定、さらにカゴ底面の左右をハンドルと固定したそうです。
写真も送って頂いたので、本ページへの掲載許可をお願いしたのですがお返事がもらえず掲載できていませんでした。
あれから一年経って、思い出したかのように掲載許可を頂けましたので、紹介したいと思います。
わたしの考えでは、ここはネジ穴を通すのではなくカゴの縦棒とハンドルを締めた方がガッチリ留まりそうな気がしました。
中央がネジで止まっているので、結束バンドはもう少し外側寄りでもよいかも。
という感じで固定していたのですが、1年後には緩んできたので締めなおす必要があったそうです。
(そのおかげで掲載許可を思い出していただけました)
代わりの金具で固定
こちらはご自身でピッタリ合う金具を見つけたということで、そのパーツの情報を紹介してほしいとご連絡を頂きました。
取り付けたカゴは正規品のNCB2165Sです。
固定用のパーツは「19Ω333-5」という型式のものがピッタリ合うということでした。
これを使うとカゴに付属されていたネジは長いらしく「M6組込みネジ15mm」というネジを追加で購入して、カゴに付属のナットとこのネジで固定できるそうです。
「19Ω333-5」も「M6組込みネジ15mm」もネットで購入すると高いので、ホームセンターでの購入がおすすめです。
おわりに
参考になったでしょうか。
やってみると割と簡単に交換できました。
子供を乗せる部分ではないので、気楽にチャレンジできますね。
今回取り付けた「前後兼用のバスケット」ですが、子供を前に乗せていたときは荷台で使い、今後は前カゴとして使えるので、改めて買ってよかったと思いました。
取り付けも簡単なので、まだ子供を前に乗せていて、荷台のカゴを検討している場合でもおすすめです。
あと、電動アシスト自転車といえば雨で電源スイッチが水没して壊れることがあるので、電源スイッチ用のカバーを購入しておくと安心ですよ。
電源スイッチ用のカバーについては「【壊れる前に対策を】電動アシスト自転車に必須の水没防止スイッチカバー」で紹介しているので参考にしてください。
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