IT化の進展にともなって、なにかと話題になる「個人情報」
企業からの流出などあれば、ニュースで大きく取り上げられますよね。
個人情報の管理については、あなたも意識しているのではないでしょうか?
でも過度に情報提供を避けることで、お得なことも逃してるかもしれませんよ?
個人情報とは?
個人に関することで、特定の個人を識別できる情報のことです。
わかりやすいのは「氏名」ですね。
少しわかりにくいのは「名字」だけでは個人情報にはなりませんが、これに「住所」が加わると個人情報となります。
「個人を特定できる」ことが判断基準です。
提供するリスク
個人情報を提供することをこばむ理由はなんでしょう?
すぐに頭に浮かぶのは「自分の知らないところで情報が共有される可能性がある」ということではないでしょうか。
知らない企業からダイレクトメールや勧誘の電話がかかってきたという経験もありますよね?
名簿がつくられて出まわってしまうという話も聞きます。
振り込め詐欺(お母さん助けて詐欺)のニュースでは、あたりまえのように語られていますね。
提供するメリット
個人情報を提供することのメリットは「便利なサービスを利用できること」です。
家にいながら買い物ができる「ネットショッピング」は商品の受け取りに必要ですよね。
「ネット広告」は、あなたの好みやニーズを理解して、的確な情報を提供してくれます...これをイヤと思うかはあなた次第ですが
企業としても製品開発をする際に「このような人にむけた製品」という設定をします。
あなたのニーズにあった製品を作ってもらうためには、情報が必要になってきますよね?
将来うまれるサービスがあなた好みになるかどうかにも影響するんです。
得をするために必要
あえてメリットとは項目をわけました。
ここでは「個人情報を提供しないことは損ではないが、得もできない」という具体例をお話しますね。
個人情報の提供がないと、物の受け取りができないことがネックになります。
懸賞
ハガキの時代と違い、手軽に応募できるようになりました。
しかし過度な個人情報保護の意識から応募が少ないのか、ハガキの時代よりも当選確率が高くなっています。
こんなお得な状況を見逃していませんか?
ネット広告
先程とは違う観点からネット広告を見てみましょう。
このブログでも運営費用を補うために広告を貼っています。
ネット広告を掲載するためには、ASPと呼ばれる広告代理店に登録する必要があります。
当然、報酬を受けとるためには正確な個人情報を提供しなければいけません。
ブログをするだけなら必要ないですが、個人情報を提供することで、報酬がもらえる可能性が出てくるんです。
信頼できるか確認しよう
お得なことがわかっても、やっぱりリスクが気になりますよね?
個人情報を提供しても良いかを判断するためには個人情報の「利用目的」を確認しましょう。
「個人情報保護法」では、個人情報の利用目的を明示することが義務づけられています。
個人情報の「利用目的」「第三者提供の有無」「開示」などを確認して納得できたら提供、できなければサービスの利用はあきらめた方が安心でしょう。
確認は面倒くさいですが「お得」と「安心」を両立するためには、少しだけ面倒なことも必要なんですよ。
おわりに
むやみに個人情報を公開しないことは大切です。
しかし、過剰反応していると便利でお得なサービスを逃してしまいます。
乗り遅れることがないように、正しく判断してくださいね。