「じゅうぶんな睡眠時間をとっているのに疲れが取れない」
「いびきが酷く疲れがとれにくい」
「...そのうえ、いびきをかくと妻に蹴られて目が覚めてしまう」
そんな悩みを抱えていませんか?
その悩み、寝る姿勢が問題かもしれませんよ?
仰向け寝?横向き寝?
身体の負担が一番少ない寝方はどれでしょうか?
「仰向け寝」「横向き寝」「うつぶせ寝」?
答えは意外かもしれませんが「横向き寝」です。
細かく言うと「身体の右側を下にして横向き寝」ですね。
東洋医学では古来より横向き寝が推奨されているんです。
横向き寝のメリット
「横向き寝」が推奨されるのには当然理由があります。
その具体的なメリットについて説明します。
気道が確保される
肥満や飲酒、過労などにより睡眠時に筋肉にゆるみ・たるみが発生します。
この状態で仰向けで寝ると舌の根の部分が気道を塞ぐ「舌根沈下(ぜっこんちんか)」という状態になります。
すると舌の根により気道が狭まり、いびきが出ます。
いびきというのは狭い気道に空気を送っている状態です。
例えるならば細いストローをくわえて息をしている様なものなので、とても疲れます。
横向き寝をすると筋肉がゆるんでも、重力の掛かる方向により気道を塞ぐ事がありません。
いびきも出なくなり、それによる疲労も発生しません。
そればかりか、しっかりとした深い呼吸ができるため、睡眠の質も上がります。
腰痛を緩和させる
「仰向け寝」や「うつぶせ寝」では腰の位置も一定になってしまします。
その体勢が自分にとってベストなら問題ないのですが、そうそううまくマッチしません。
そこで「横向き寝」です。
横向きに寝ると背や足の角度を微調整できるので、自分にとって楽な姿勢を維持できます。
内臓への負担が減る
ここからは「右を下にする」の根拠も説明します。
ヒトの臓器に注目してみると、左右対称ではありません。
心臓は左、肝臓は右となっています。
「右を下にする寝かた」は、つまり重い肝臓で心臓を圧迫しない寝かたという事です。
また消化について考えても「右を下」に寝た方が良いといわれています。
胃の出口が右側に向いているため、右を下にすると十二指腸へスムーズに出ていって消化を促進できます。
これらの理由により、右を下にして横向きで寝ると内臓への負担が減り、よりリラックスして疲労をとることができるんです。
東洋医学だけではない
ニューヨーク州立大学ストニーブルック校の研究により、「横向き寝」は「脳内のゴミ」を除去するのに最も適している事が明らかになりました。
<参考> ※英語です
http://sb.cc.stonybrook.edu/news/general/150804sleeping.php
この「脳内のゴミ」というのは「アミロイドβ」というタンパク質で、脳内に蓄積されると「アルツハイマー病」を引き起こすとあります。
「アミロイドβ」など「脳内のゴミ」は睡眠時に体外へ排出され、「横向き寝」が最も排出が進む姿勢だったという事です。
理想の姿勢
「横向き寝」の理想的な姿勢です。
- 右側を下にする
- うつむき気味
- 背中を軽く曲げる
- 足を軽く曲げる
- 上の足は少し前に出す
背中と足を少し曲げて、身体がS字になる横向き寝が理想です。
上になる足を少し前に出すというのは、血管が圧迫されにくくなるためです。
うまく横向きで寝れない
仰向けやうつぶせで寝る事に慣れていると、横向きの理想の態勢といわれても窮屈に感じたり、うまくできないかもしれません。
そういった問題がある場合は「 横向き寝専用の枕
」を使用するのがおすすめです。
ですがオーダーメイド枕という選択は「測定が必要」「値段が高い」「予約待ちが数ヶ月」とちょっと手が出しにくいんですよね。
そういった方には、「 YOKONE(ヨコネ)
」という枕をおすすめします。
この枕は「横向き寝専用の枕」として各種メディアに取り上げられた有名なものです。
こういった専用枕は大体が20,000円以上するものですが、これは価格が20,000円以下と安いのに効果が高いです。
製品の詳細など興味が湧いたときのために、公式サイトのリンクを貼っておきますね。
おわりに
参考になったでしょうか?
健康は良い睡眠からやってきます。
是非、あなたの生活にも「横向き寝」の習慣をとりいれてくださいね。
いびきをかいてパートナーに蹴られないためにもね