「おれんじ」です。
通勤・通学時間に「音楽」聴いていますか?
一日の始まりに気持ちを高めたり、気分をリフレッシュしたり「音楽のある生活」って良いですよね。
マイカー通勤なら自分の空間で音楽を楽しめますが、電車だとそうはいかないのでイヤホンは必須です。
満員電車での通勤・通学中に音楽を楽しもうとすると、煩わしいのがイヤホンのケーブル
他の乗客のカバンに引っかかって持っていかれそうになったり、音楽プレーヤーの操作時に邪魔だったりとストレスです。
リフレッシュするつもりなのに、ストレスを感じたくありません。
ということで、今回初めてワイヤレスのイヤホン購入しました。
「SoundPEATS Q12Plus」という製品です。
購入した現在は、非常に満足して毎日音楽を楽しんでいます。
しかし、初めてBluetoothイヤホンを購入するということで、この製品にたどり着くまでに色々と調べたり、検討することが多かったのが大変でした。
折角なので、わたしが「SoundPEATS Q12Plus」にたどり着くまでの検討内容と、「SoundPEATS Q12Plus」の使用感について書いていきます。
これからのBluetoothイヤホン購入の参考にしてください。
わたしが初めに購入した「SoundPEATS Q12Plus」は販売終了しているので、いま購入するなら「SOUNDPEATS Q30 HD」がおすすめです。
イヤホンタイプの選定
購入するイヤホンを検討するにあたり、まずはイヤホンの種類を決めました。
イヤホンの種類は次のような種類があります。
- インナーイヤー型
- カナル型
- 耳掛け型
これら形状の種類は、ざっくり言うとイヤホンの付け方が違います。
付け方以外にもそれぞれ特徴がありますので、好みに合ったものを選びたいですね。
インナーイヤー型イヤホンの特徴
インナーイヤー型イヤホンは耳の穴の前のふちに引っ掛けて使うタイプのイヤホンです。
密着感がないため、音漏れしたり外部の音が聞こえやすい特徴があります。
音漏れは問題ですが、外部の音が聞こえやすいというのは周りの状況を判断できるということなのでメリットと言えるかもしれません。
「電車内のアナウンスが聞こえなくて、降りる駅を過ぎてしまう」といった事故を防げるかもしれませんからね。
カナル型イヤホンの特徴
カナル型イヤホンは、イヤホンの先端部分に付いているイヤーピースを耳の穴に差し込んで使うタイプのイヤホンです。
遮音性に優れていて、音漏れが少ないく外部の音も遮音するのが特徴的です
耳の穴に差し込んで使うので、イヤーピースのサイズが合っていないと外れてしまうことがあるが注意点ですね。
耳掛け型イヤホンの特徴
耳掛け型イヤホンは耳に掛けて使うタイプのイヤホンです。
耳の穴に入れないので違和感が少ないのが特徴ですが、音が出る部分が外にあるため音漏れの問題があります。
カナル型に決定
「インナーイヤー型」、「カナル型」、「耳掛け型」と3つの種類の特徴を比較した結果、わたしは「カナル型」のイヤホンで探すことに決めました。
まず、わたしは普段からメガネをかけているので、「耳掛け型」をまず候補から外しました。
たぶんメガネのツルの先と干渉してしまい、装着できないでしょう。
「インナーイヤー型」と「カナル型」は悩みましたが、遮音性を考えた結果「カナル型」になりました。
電車の中での音漏れは迷惑ですし、掃除機をかけながら音楽が聴ければ良いなと。
イヤホン形状の選定
イヤホンの選定には装着の仕方による種類とは別に、全体的な形状も選ばなければいけません。
全体的な形状は、ざっくりと次のような種類があります。
- 完全独立型
- ネックバンド型
- 左右一体型
完全独立型
完全独立型は耳に装着する部分が左右で別々になっていてケーブルが一切ないタイプです。
完全にケーブルから解放されるのが、最大のメリットだと思います。
パーツ自体が小さく引っかかる部分が無いので、満員電車で耳から抜け落ちてしまったときなどに失くしやすいのが難点ですね。
ネックバンド型
ネックバンド型は、U字型の硬めの素材の本体両端から短めのコードが出ており、左右のイヤホンに繋がっている形状です。
U字型の部分を首にかけて使用します。
安定した装着感が得られることと、大容量の充電で長時間使用できる特徴があります。
首にかける部分が硬めの素材ということもあり、持ち運びの際にかさばる点と若干ながら首に負荷がかかることが難点です。
左右一体型
左右一体型はその呼び名の通り、左右の耳に装着する部分がコードでつながっているタイプです。
有線ステレオイヤホンの音源端末に向かうコードだけ無くなったような形状ですね。
軽量で扱いやすいのが特徴で、左右がコードでつながっているため、片方の耳から外れてしまっても転がってどこかへ行ってしまう心配が少ないです。
しかし完全独立型と比べると、コードがあるので引っ掛ける可能性や断線の心配が若干残ります。
左右一体型に決定
イヤホンの形状に関して、わたしは「左右一体型」に決めました。
「ネックバンド型」は持ち運びに難があるので、早々に選択肢から外しましたが、「完全独立型」と「左右一体型」では悩みました。
断線の心配が無い「完全独立型」か
落下の心配が少ない「左右一体型」か
悩んだ末「落下の方が可能性が高いのでは?」という考えからの「左右一体型」です。
わたしが探すべきBluetoothイヤホンは、「左右一体のカナル型」に決定です。
Bluetoothの規格の選定
ようやく探すべきイヤホンの形状が決まりましたが、Bluetoothの規格も考えなければいけません。
初めてのBluetoothイヤホンのため、しっかり調べて自分の使いたい環境に合った規格を選びます。
わたしが音楽プレーヤーとして使用するスマホへの接続を最低条件として、のちの利用範囲の拡大も考慮に入れて検討しました。
Bluetoothバージョン
わたしのスマホに実装されているBluetoothバージョンが「4.2」のため、Bluetoothバージョンが「4.2」以上であれば問題なさそうです。
スマホへの接続だけを考えればBluetooth4.2のイヤホンでも良いのですが、将来的に他の機器への接続やスマホの機種変更などの可能性も考えてBluetooth5.0に対応した製品を選ぶことにしました。
というのもBluetooth4.1以降であれば下位互換があるので、新しいバージョンに対応していれば古いバージョンに対応した機器への接続は問題なくできるからです。
他の機器ならともかくイヤホンの場合は、性能的にBluetooth4.1以降であればあまり気にしなくて良いのですが、気持ちの問題ですね。
音声コーデック
Bluetoothのワイヤレス通信で用いられる圧縮方式は「音声コーデック」と呼ばれています。
この音声コーデックの種類によって音質や遅延の程度が変わってくるので、対応している音声コーデックは要チェックです。
代表的な例としては「SBC」や「AAC」、「aptX」とその派生の「aptX HD」「aptX LL」などがあり、それぞれ次のような特徴があります。
コーデック | 音質 | 遅延 | 特徴 |
---|---|---|---|
SBC | 標準的 | 220ms | A2DPというプロファイルで必須のコーデックのため、利用出来る機器が多い |
AAC | 高音質 | 120ms | 圧縮率が高いのに高音質、主にiOSで使用されている |
apt-X | 高音質 | 70ms | 圧縮率は低いが高音質で遅延が少ない、主にAndroidで使用されている |
apt-X HD | 高音質+ | 130ms | apt-Xのハイレゾ対応版で遅延は大きくなるが音質が良い |
apt-X LL | 高音質 | 40ms | apt-Xの低遅延(Low Latency)版で音ズレが少ない |
スマートフォンへの接続だけで考えるとiPhoneなどiOSの端末はAAC、Andoridの端末はapt-Xに対応していると高音質になります。
わたしのAndroidスマホの対応コーデックだけ見ると「apt-X」コーデックに対応していれば、接続とある程度の音質は問題ないようです。
しかし、使用環境を拡張することまで視野に入れると「apt-X HD」と「apt-X LL」のどちらかに対応していて欲しいところですね。
予算は3,000円程度で考えていたのですが、この価格帯で「apt-X HD」と「apt-X LL」両対応の製品は見つけることができず、どちらかを選択する必要が出てきました。
かなり迷いましたが「音質に関してはそれなりで良いけど、動画などの視聴を考えると遅延は気持ち悪いかもしれない」ということで、今回は「apt-X LL」対応のイヤホンで探すことにしました。
Bluetoothイヤホン「SoundPEATS Q12Plus」を購入
色々と検討した結果、わたしが買うべきBluetoothイヤホンの条件が決まりました。
- カナル型
- 左右一体型
- Bluetooth5.0 対応
- apt-X LL 対応
- 予算は3,000円程度
これらの条件に合うBluetoothイヤホンが、今回購入した「SoundPEATS Q12Plus」です。
購入にたどり着くまで長かったですが、ついに自身初のBluetoothイヤホンを手に入れました。
ワイヤレスイヤホン......想像以上に快適です。
コードが一本無いだけでこんなにも快適だとは思いもしませんでした。
「SoundPEATS Q12Plus」の使用感
検討を重ねた甲斐があり全体的には満足な「SoundPEATS Q12Plus」ですが、細かい使用感も書いていきます。
気になる点
再接続が若干遅い
一度ペアリングした端末へは自動的に再接続させることができます。
イヤホンの電源を入れたときに対象デバイスのBluetoothがONになっていれば再接続しにいくのですが、再接続まで3秒程度かかります。
びっくりするほど遅い訳でもないですが、若干気になります。
音声アナウンスの音量が調節できない
イヤホンの電源をONにしたときに「Power ON」、ペアリングに成功したときに「Your Headset is connected」などの音声アナウンスが流れます。
この音声アナウンスの音量を調節することができません。
これはちょっと残念でした。
良い点
音質は悪くない
わたしは音楽活動をしていたり音に関する専門家でもないので、音質について語るほどの能力はありませんが、そんな一般人の感想としては問題ないレベルです。
音がこもっていたり、反響したりといったこともないですし、コードが服に擦れてもタッチノイズは発生しません。
遅延は感じない
apt-Xまでしか対応していないスマホで動画を視聴していても、画と音のズレは殆ど感じませんでした。
後に購入したapt-X LL対応のBluetoothトランスミッターでテレビの音声を聞いてみたところ、さすが「apt-X LL対応」といったところでしょうか。
テレビから直接の音声と同時に聞くとエコーがかかったのように聞こえるので若干の遅延はあるのですが、単体だとよほど神経質にならなければ気がつかないレベルです。
コード部分が頑丈そう
断線を心配して完全独立型のイヤホンと悩みましたが、「SoundPEATS Q12Plus」のコードを実際に見てみると割と頑丈そうです。
コード自体が少し硬めでコシがあり、形状は平たくなっています。
稲庭うどんのような感じです。
マイク内臓
商品説明には書いていなかったのですが、リモコン部にマイクが内蔵されていていました。
動画視聴中にかかってきた電話に出たときに気づきました。
ハンズフリーでスマホから離れて通話できるのは割と便利ですね。
説明書は読む方針なのですが、今回は見逃していました。
間違いに気づきました
色々と調べたり、検討を重ねて購入した「SoundPEATS Q12Plus」ですが、この記事を書いているときに間違いに気づきました。
このイヤホンって「インナーイヤー型」だったんですね。
商品情報を確認してみるとしっかりと「型式:インナーイヤー」と書いてあります。
形状と装着したときの遮音性から、てっきり「カナル型」だと思い込んでいました。
カナル型だと思い込んで使っていて満足していたので、インナーイヤー型だったと気づいても特に問題はないし、評価も変わらないですけどね。
Bluetoothイヤホンの選び方 まとめ
内容をまとめると、わたしが初のBluetoothイヤホンを購入するまでに検討したのは次の内容です。
- 装着の仕方の種類
- 全体的な形状
- Bluetoothバージョン
- 音声コーデック
- 予算
これらは「どれが良い」という答えはないですが、検討していると「自分の使用環境では、これが良い」という方向性は見えてきます。
わたしの自身は検討した結果、使用環境に合った製品を購入することができました。
ただし音質や遅延の程度は、実際に使って試せない場合には、ネットレビューなどの情報を参考にしないといけないので賭けになる部分ですね。
通販サイト内のレビューでは、「やらせレビュー」とかあるらしいですから......
わたしが購入した「SoundPEATS Q12Plus」は、音質も悪くなく、遅延も感じない上にコストパフォーマンスの良い製品なのでお勧めなのですが、販売終了してしまっています。
またiPhoneなどのiOS端末への接続も考えた場合は、AACコーデックに対応していない「SoundPEATS Q12Plus」では音質が悪くなってしまいます。
そのためiOSでは、低遅延のapt-X LLではなくなってしまいますがAACとapt-Xの両方に対応している「SoundPEATS Q30 HD」がお勧めです。