最近のカプセルトイはよくできていて、大人でも思わず欲しくなる製品も多いですよね。
わたしの子供もガチャガチャが大好きで、お出かけする度にねだられます。
しかし欲しいものがなかなか出ないんですよね。
ガチャガチャやクジ引きって公平なのかが疑わしいです。
そこで思い出したのが、わたし自身が過去におもちゃ屋でアルバイトしていたことです。
記憶を引っ張り出してみると、「販売店のさじ加減により、公平じゃない」ということを思い出しました。
理由を説明します。
ガチャガチャ
成田空港では両替できない小銭を消費してもらうために、大量のガチャマシーンを設置して海外からの観光客に大きな効果が出ているそうですね。
わたしの子供は機関車トーマスのガチャをよくねだってするのですが、うちの近所ではやたら線路ばかり出ます。
(わたしが)ムキになって連続して回しても、駅や線路ばかり出るんです。
ガチャマシーンの横から中を見るとちゃんと、車両も入っているのが確認できるんですけどね。
そういえば、わたしもおもちゃ屋でアルバイトをしていた時に指示されていました。
「中が覗ける配置のマシーンに補充するときは、人気がありそうなものを上に入れろ」って
どういうことかというと、基本的にガチャの景品の入荷時は、混ざった状態です。
気にせず補充すれば、公平といえます。
しかし中が覗いて確認できる場所に設置されているマシーンの場合は、線路など魅力のないものが残ってしまったときに回してもらえなくなります。
そこで補充時に、魅力的な景品が残るように操作するんです。
景品が多く残っているときは、中を覗いても下の方の景品は見えないですからね。
もちろん、すべての販売店がこういったことをしている訳ではありませんが、わたしのアルバイト先ではしていました。
わたしの近所の店はこのタイプだったようで、景品が少なくなると車両が良く出るようになりましたが、子供は説明しても分かってくれないんです......
カードやシールの奴
わたしが扱ったことがあるのは「カードダス」っていうやつですね。
2枚抜きとかよくされました......
カードダスに関しては、ガチャガチャとは違い操作はしていなかったです。
カプセルトイと異なる、以下のような理由からです。
- 景品にベタベタ触るわけにはいかない
- 枚数が多くて面倒
- マシーンの中が見えない構造
カードやシールのマシーンでの景品操作は面倒なので、公平だと思います。
三角クジ・番号クジ
抽選箱から引いて、開くと番号が書いてあるようなクジです。
おもちゃ屋以外にも、お祭りの出店などでもよく見るタイプですよね。
このタイプのクジは、販売店に届いた段階で1等などの若い番号とそれ以外が別々になっています。
操作することが前提のクジということです。
つまりクジを扱う店のさじ加減で、次のようなことができます。
- 他の番号と混ぜて公平にする
- 他の番号が減ってきたタイミングで、1等などを入れる
- 1等などは客引き、クジには入れない
わたしのアルバイトしていたおもちゃ屋では、始めから混ぜて使っていました。
それは景品自体が1等でもでっかいスーパーボールとか、大したものではなかったからです。
1等がゲーム機とか値段が高いものなら1等は入れないでしょうね。
若い番号のクジは廃棄して、景品もタイミングを見て引っ込めます。
もちろん「わたしがアルバイトしていた店ならこうするだろうな」という想像ですけどね。
大切なのは三角クジ・番号クジは、店主が予め当たりを混ぜるか否かを判断できるということです。
おもちゃ屋でも、お祭りの出店でも、店主を信頼することができるかが重要ですね。
おわりに
「ガチャやクジ引きは、販売店のさじ加減によっては公平じゃない」ということが判って頂けたでしょうか。
基本的に販売者が有利なんです。
とはいえ、カプセルトイのガチャは景品の残数が確認できるからまだマシですよね。
数の制限がないスマホゲームのガチャは「底なし沼」です。
ガチャやクジは公平ではないので、あまりムキにならないようにしましょう。