冬になると「ノロウィルス」って言葉をよく耳にします。
なにやら感染力が高いらしく、集団感染を起こしやすいらしいですね。
おなか壊すんでしたっけ?
この程度の知識しかなかったのですが......
わたしも年末、見事に感染しました。
というわけでノロウィルスに感染した実体験をお話します。
はじまりは寒気
はじめは「指の関節に違和感があるな」程度だったのですが、それから3時間程するとひどい寒気に襲われました。
季節がらインフルエンザかと思い、熱を測っても37.2℃と熱があるのかないのか微妙な体温でした。
そもそも大人になってから調子が悪くないと熱を測らなくなったので、自分の平熱がわかりません。
平熱を測ったのは小学生の頃にプールの授業があった日がたぶん最後です。
しかし熱があろうがなかろうが、寒気は確実に実感しています。
寒気という表現は生易しいかもしれません。
極寒です。
職場だったのでひざかけを羽織ったりもしましたが、1番この寒気に効果があったのが「葛根湯」です。
葛根湯の効能のひとつに「体温を上昇させる」という作用があるのが決め手だったと思います。
ちなみにわたしは常備していて、体調が悪くなると取りあえず葛根湯を飲んでいます。
少しお値段は高いんですけどね。
まるで落語の「葛根湯医者」みたいです。
吐き気・腹下し
寒気を葛根湯で何とかしのぎましたが、次に襲ってきたのは「吐き気&腹下し」
ノロウィルスの代表的な症状が満を持して現れました。
この時、わたしはまだノロウィルスだと気付いていません。
気分は悪いけど吐きはしなかったですし、おなかは普段から緩い方なので......
咳が出はじめたのも、この辺りでしたかね。
フラフラになりながら、帰りは電車で帰りました。
マスクはしていましたが、一緒の車両になった人には迷惑だったと思います。
たまたま電車も空いていたので座席に座れたのですが、ここで一瞬迷いました。
「体調が悪いから優先席かな?」そう思ったんです。
でもよく考えたら優先席は妊婦さんや幼児、お年寄りなど体力がない人が集まるので通常の座席にしました。
頭がもうろうとしていた割には、正しい判断ができたと思います。
自宅にやっとの思いで辿り着いたあとは、何もせずに眠りました。
病院で診察
翌日、会社を休んで病院へ
熱を測ると37.8℃
少し上がってますね。
「もしかしたらインフルエンザかも?」
そう思い始めました。
いやまぁ、結果はノロウィルスだったんですけどね。
おなかに聴診器をあてた先生は「おなかの中ジャバジャバだね」と言っていました。
診断結果は「感染性胃腸炎」とそれによる「脱水症状」です。
- 吐き気どめ
- 痰きり
- 整腸剤
- 解熱剤(頓服)
上のような薬を処方されたのですが、食事の代わりとして「経口補水ゼリー」を買わされました。
「時期的に」とインフルエンザの検査もさせられたので、思っていた以上にお金がかかりました......
まぁ仕方ないんですけどね。
ちなみに出された経口補水ゼリーは、これと同じものです。
お医者さんいわく点滴と同じだそうです。
感染性胃腸炎
取りあえず病名も「感染性胃腸炎」とわかり、薬ももらったので1日休養をとったら症状は治まりました。
痰だけ少し治りが遅かったかな?
インフルエンザではなかったので翌日から出社して「胃腸炎でした。インフルエンザではなかったです。」なんていっていたのですが、ふと「感染性胃腸炎ってなんだべ?」と思い調べてみると......
ノロウィルスっ!!
すべての感染性胃腸炎がノロウィルスが原因ではないですが、ニュースでも流行が騒がれていたのでノロウィルスでしょう。
「ノロウィルスってすごく感染力が強いやつじゃんっ」(......会社きちゃまずかった?)
そのあとノロウィルスに関して調べてみたのですが、やっぱり割とやばい奴でした。
「症状がなくなっても1週間程度ウィルスがいる」
「エタノールは無効」
会社きちゃまずかったなぁ......
ちなみに、もちろん信頼できる医療情報で調べましたよ。
知ってからは少しおとなしくしていました。
おわりに
「感染性胃腸炎」といわれると「ただの胃腸炎か」なんて思われるかもしれません。
しかし「ノロウィルス」といわれると気持ちも変わりますよね。
実際に感染性胃腸炎と診断された人はもちろんですが、周りに「ただの胃腸炎だった」なんていっている人がいたら注意をしてあげましょうね。