「おれんじ」です。
結婚式の二次会などの案内によく書かれている一文
「当日は平服でお越しください」
はて?
平服ってなんだ?なにを着ていけばいいんだ?
そう思ったあなた、気をつけてください。
それはチキンレースの合図です。
...
......
......... 結論から言っちゃうと「男性なら黒に近いダークスーツ、女性ならワンピース程度のフォーマルな服装」で大丈夫です。
さて、服装が決まって時間に余裕ができたなら、続きも読んでいってください。
チキンレース
「チキンレース」それは「競争相手と障害や崖に向かって車を並走して、先にブレーキをかけた方を臆病者(=チキン)とする根性だめし」
ブレーキをかけるのが早すぎると臆病者として恥をかき、遅すぎると大事故になるという、かなり危険なゲームです。
しかし実は動かない障害や崖に向かって走るのであれば攻略できます。
その場の環境と車の性能を把握していれば、それにあった最適なタイミングでブレーキをかけるだけでいいんです。
「平服」チキンレース
「当日は平服でお越しください」
さぁ、チキンレースの始まりです。
ゲームの勝者になるために、いまあなたが置かれている状況について考えていきましょう。
言葉に隠された「罠」
平服ってなんだ?
「平服」の意味がわからなければ、調べますよね?
しかし、正しい情報にたどりつけない可能性があるのが「平服」の恐ろしいところなんです。
「平服」という言葉の意味を調べると「日常身につける衣類」「普段着」と出てきます。
「なんだ普段着でいいのか!」
って思いますよね?
よく考えてください。
二次会とはいえ「結婚式」ですよ?
普段着でいいわけないじゃないですか......
わからないなら、招待状を出した本人にどういった意図なのか確認してみてください。
こういう答えが返ってくると思いますよ。
「親しい人ばかりだから、あまり格式にこだわらずに気楽に参加してね♪」
この答えを確認して
「なんだやっぱり普段着でいいんだ」
......そう思ってしまったら、あなたはブレーキをかけるタイミング間違えるでしょう。
これは二段構えの巧妙なトラップなんです。
デッドライン
このゲームには、車のチキンレースと同様に超えると大事故につながる「デッドライン(限界線)」があります。
ゲームの勝者になるには「平服」の範囲におさまり、多数派に踏みとどまる必要があります。
ブレーキのタイミングを誤り、デッドラインを超えてしまうと大事故です。
平服の意味を「普段着」と判断してしまうと、確実にこのデッドラインを超えてしまいます。
リスク
デッドラインを超えてしまったときのリスクを考えてみましょう。
車のチキンレースでは、崖から落ちるなどクラッシュのリスクがあります。
平服でも同じです。
「普段着」と判断してTシャツにジーンズという格好で会場についたら、周りはみんなスーツやワンピースを着ていた......
デッドラインを超えてしまうと(心が)クラッシュします。
あなたの頭の中は「......帰りたい」「写真に写らない位置取り」でいっぱいになり、お祝いどころではなくなってしまうんです。
チキンに徹した場合
リスクを恐れて踏み込まない場合はどうでしょうか?
平服と言われているが、バッチリ礼服やドレスを着ていった場合です。
こちらは普段着よりもダメージは小さくなりますが、周りから白い目で見られてしまいます。
わざわざ招待状に書いた主催者の趣旨を無視しているのですからね。
勝者になるために
特別な日だからこそ、失敗すると一生もののダメージを受けてしまいますが安全圏は広いので安心してください。
攻略法は車のチキンレースと同じです。
「環境」と「性能」を把握していれば、まず失敗しません。
環境とは「会場の雰囲気」のことです。
招待状に書かれている会場を検索して、写真を確認してみてください。
この時点で大抵は「Tシャツはダメそう」と気付きます。
そして性能に関しては、ドレスコードにあった服のレベルのことです。
礼服やドレスは固すぎで、主催者の趣旨にあっていないので除外します。
するとどうでしょう?
「平服」の範囲が見えてきますよね。
男性なら黒に近いダークスーツ、女性ならワンピース程度のフォーマルな服装なら、まず安心です。
おわりに
参考になったでしょうか?
平服と聞いて普段着で出席してしまうと、一生ものの精神的ダメージを受けます。
顔合わせるたびにネタにされ、思い出しては何か叫びたくなるような事故を起こさないようにTPOにあった服装を心がけましょうね。