十分な睡眠がとれていますか?
ネットサーフィンをしていたら、ついつい夜更かししてしまう事も多いですよね。
意識して夜更かしを回避できるように、睡眠の大切さを再認識しましょう。
睡眠が大切な理由
身体の疲れは横になっているだけで、ある程度は回復します。
脳の疲れは睡眠をとることでしか回復できません。
脳は毎日、膨大な量の情報を処理したり、辛い記憶を排除したり働いています。
この膨大なエネルギーを必要とする仕事をするためには、毎日ぐっすり眠ることが重要になるのです。
その他にも、精神を落ち着かせてストレスをやわらげたり、体調を整える役割、正常なホルモン分泌を促す役割などもあります。
睡眠不足の影響
睡眠不足になると様々な悪影響が心と身体に現れます。
その中でも、代表的なものをピックアップします。
日常生活への影響
睡眠不足では作業能率が低下して、事故やミスの発生を高めます。
覚醒して行動することが可能なのは起床後12~13時間が限界です。
起床後15~17時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の能率、起床後17時間を過ぎると飲酒運転と同じ能率まで低下するといわれています。
体型への影響
睡眠が不足すると太りやすくなります。
レプチン(食欲抑制ホルモン)の分泌量が減少して、グレリン(食欲促進ホルモン)の分泌量が増加するためです。
血糖への影響
睡眠不足の状態が続くと血糖にも影響が出てきます。
コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が高まるためです。
コルチゾールの作用により、血糖値の上昇を抑える力が弱まります。
その結果、糖尿病発症リスクが高まるのです。
血圧への影響
睡眠が不足すると高血圧症発症リスクが高まります。
交感神経には血圧を上げる役割があります。
交感神経の働きは眠っている間に抑えられ、血圧が下がります。
睡眠不足だと交感神経の興奮状態が続き、血圧が高いまま維持されます。
その結果、高血圧症発症リスクが高まってしまうのです。
心への影響
不眠症とうつ病には密接な関係があります。
不眠症患者の約30%がうつ病を発症しています。
未発症の人でも3.5年の内にうつ病を発症するリスクが4倍に跳ね上がると言われています。
おわりに
いかがだったでしょうか。
一日で見るとちょっとした影響かも知れません。
しかし毎日行うことだからこそ、身体や心への影響が大きくでてくる前に対処したいですよね。
「質の良い睡眠をとる方法」や「スッキリ起きる方法」は、以下の記事を参考にして下さい。