入院のお供にNintendo Switchを持っていこうとしたら子どもに反対されてしまったので、今更ながら3DSを引っ張り出してきました。
ところがこの3DS、スライドパッドの上にあるゴムが経年劣化で砕けていました。
一応ユニット部分は問題ないので操作はできるのですが、グリップ力がなく指が滑って操作しづらい状態です。
3DSは既に任天堂公式の修理サポートが終了しているので、別の方法で修理するしかありません。
という訳で、自分で修理することにしました。
スライドパッドカバーってあったよね?
3DSが現役のときの話ですが、スライドパッドの上に肉球とかの形したカバーをかぶせて、可愛く操作性アップみたいな製品を見た覚えがあったのでまずはその辺から調べてみました。
本体を閉じたときに干渉して完全には閉じられなくなるみたいなコメントを読んだ覚えがあるので、3DS用で間違いないはずです。
調べてみると、もう3DS用は売っていないですね。
Nintendo SwitchやPlayStation5用は売っているので、3DSに使いまわすことができないかと考えたのですが、3DSのスライドパッドはSwitchのように高さがないので、本体と干渉して動かせなくなる予感がします。
値段も500円~と微妙に悩ましい値段なので、一旦保留ということにしました。
ネットショップで売っているのはラバーキャップではない
交換部品を手に入れるために色々なネットショップやサイトを見て回りましたが、3DSのスライドパッド修理パーツとして売られているのはスティックの軸とキャップ部分が一体化しているものばかりでした。
製品名に「ラバーキャップ」と書いてあってもです。
それでも一応、3DS用を謳っているので購入して試してみました。
交換して使ってみた感想は、「ラバーキャップがない状態の純正スライドパッドの方がマシ」ですね。
まずキャップ部分がゴムではなく樹脂でできているのでグリップ力がなく滑るので操作しづらいです。
また3DSの内部に入る部分の大きさが純正よりも小さいからか、操作したときに若干グラつくのとキシキシ音がするのが不快でした。
アナログパッドの軸が折れてしまったときはお世話になるかもしれませんが、ラバーキャップが取れただけならこの部品は必要ないと思います。
100均で見つけてひらめいた
「SwitchやPlayStation5のでもいいので100円位でアナログスティックカバー売っていたら試してみるのになぁ」
そんなことを考えながら100円ショップをフラフラしていたところ、ゲーム機とは関係ないコーナーで使えそうなアイテムを見つけました。
DAISO(ダイソー)で見つけた「透明・丸 19mm クッションゴム」という製品です。
丁度よさそうな大きさで滑り止め、取り付け簡単シールタイプということで、このままでもスライドパッドキャップに使えそうですよね。
開けてみないと手触りは判りませんが、パッケージに貼りついている感じに見えるしグリップ力もありそうです。
スライドパッドキャップにしてみたよ
「透明・丸 19mm クッションゴム」を買ってきたので、スライドパッドキャップにしていきたいと思います。
このクッションゴムは、3DS純正のスライドパッドの頭の部分よりも径が大きいので少し工作します。
そのまま貼り付けると糊がついている部分がはみ出してしまうのと、操作時にズレることがあるかもしれないので対策をします。
少し厚みがあって加工しやすい素材はないかと探したところ、卓上カレンダーの底の部分がプラスチック製で丁度良かったので拝借することにしました。
厚紙とかクリアファイルでも良いかもしれません。
卓上カレンダーから頂いたペラペラのプラスチックを、クッションゴムと同じ19mmの円形に加工して、その内側をスライドパッドの頭の大きさに切り抜いて輪っか状にします。
この輪っかをクッションゴムの糊の面に貼りつけると、スライドパッドの頭がハマる部分だけ糊が出ている状態になりました。
これをスライドパッドに貼れば、はみ出した部分は糊が露出していないし、厚みのあるプラスチックの輪にスライドパッドの頭がハマっているので横滑りでズレることも抑えられます。
完成です。
操作性は快適
作成したラバーキャップを装着した状態で実際に操作をしてみましたが、ばっちりでした。
滑り止めということでグリップ力も問題なく、余計な力を入れなくても操作できます。
キャップなしの状態だと滑ってしまうため、スライドパッドの軸に余計な力がかかっていたと思いますが、軸が折れる前に修理できてよかった。
ちょっとダメだったところ
操作性もよくなり満足なのですが、ちょっとダメな部分もありましたので紹介します。
まずクッションゴムは透明だったので、見た目があまりよくないです。
不透明のものがあったら、そちらにした方が見た目が良くできると思います。
あとは厚みがあるため、3DSを完全に閉じることができないということです。
昔売っていた肉球のスライドパッドカバーでも指摘されていた問題が起きます。
一応、スリープになるところまでは閉じることができるので、使い勝手としては問題ないのですが、気にはなります。
おわりに
劣化して砕けてしまった3DSのスライドパッドのラバーキャップ自作しました。
100円ショップで見つけた製品を利用することで、とても安く修理できました。
汚れてきたりしてもクッションゴムは6個入りなので、作成した輪っかを貼り替えてあげれば新しいものにすぐに交換できるのも良いですね。
修理サポートが終わってしまった3DSのラバーキャップがなくなってしまったときは100ショップでなんとかなりますよ。