ポイントカードの使い方を間違えていませんか?ポイント制度の落とし穴 | おれんじあんてな

ポイントカードの使い方を間違えていませんか?ポイント制度の落とし穴

節約
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こんばんは「おれんじ」です。

買い物をするとき、色々なお店でポイント制度が導入されていますよね。

昔からあるヨドバシゴールドポイントやTポイント、クレジットカードでマイルが貯まったりと種類が多く管理するのが大変です。

そんなポイントカードのポイントですが、あなたは貯めてから使いますか?それとも毎回使いますか?

実店舗でもオンラインモールでも、買い物をするときに何もしないと「貯める」ことになることが多いので貯めている人が多いですよね。

でもそれが落とし穴です。

実は「貯める」という選択をしたときに「毎回使う」よりも得をするには条件が厳しくて、実質「毎回使う」方が得をするケースが多いんです。

毎回ポイントを消費するべき理由と、貯めたときに得をするための条件の厳しさを例をあげて説明します。

「貯める」と「毎回使う」を比較

ポイントを貯めた場合と使った場合を2回の買い物で比較してみましょう。

貯める派だとしても、最終的にはポイントを使わないと意味がないので、今回の検証でも最後にすべてのポイントを使うことにします。

今回の検証条件は以下です。

検証条件
  • ポイントは 1pt = 1円
  • 始めに現金15,000円とポイントを1,000pt持っている
  • パターンAは最初の買い物でポイントを使わずに貯める
  • パターンBは最初の買い物でポイントをすべて使う
  • 2回目はA、Bともにポイントをすべて使う
  • 最初の商品は10,000円でポイント還元率10%
  • 2回目の商品は5,000円でポイント還元率10%

始めに現金15,000円とポイントを1,000pt持っています。

初期所持金・ポイント
現金15,000 円
ポイント1,000 pt

まずはポイントを貯める派のパターンAからです。

最初の買い物が10,000円の商品で、ポイントを使わない場合は現金を10,000円使います。

ポイント還元率10%なので1,000pt付与されて、買い物後は現金5,000円と2,000pt所持になります。

次に価格が5,000円でポイント還元率が10%の買い物でポイントをすべて使います。

5,000円から2,000pt分引いた3,000円分を現金で払い、買い物後は現金2,000円と今回付与されたポイント300ptが残額です。

A (ポイント貯める派)1回目2回目
商品価格10,000 円5,000 円
ポイント還元率10 %10 %
利用ポイント0 pt2,000 pt
現金残額5,000 円2,000 円
購入後保有ポイント2,000 pt300 pt
合計残高7,0002,300

次にポイントを使う派のパターンBも同様にみていきましょう。

最初が10,000円の商品にポイントを1,000pt使うので、払う現金は9,000円です。

買い物後は現金6,000円と今回付与されたポイント900pt所持となります。

次が価格5,000円でポイント還元率が10%にポイントをすべて使います。

5,000円から900pt分引いた4,100円を現金で払い、買い物後は現金1,900円と今回の付与ポイント410ptですね。

B (ポイント使う派)1回目2回目
商品価格10,000 円5,000 円
ポイント還元率10 %10 %
利用ポイント1,000 pt900 pt
現金残額6,000 円1,900 円
購入後保有ポイント900 pt410 pt
合計残高6,9002,310

2つの表を比較して気づいたでしょうか。

毎回ポイントを使った方が合計残高は多くなっています。

ポイントを貯めたときに確認できる数字は使った時より多く見えますが、その後に使用した際に付与されるポイントでひっくり返ってしまうのです。

貯めた場合は、ポイントを取得した時よりも還元率が低い時に使わないと得にはなりません。

還元率が低い商品のために貯めておけばよいかというと、繰り返すと還元率が低くさも頭打ちになります。

そもそも還元率の低い商品を購入するのがお得じゃないです。

ポイントを貯めておくことには、他にも落とし穴が用意されている場合が多いです。

ポイントは現金じゃない

あなたは買い物をした際に、ポイントが付いた段階で「安く買えた」と思っていませんか?

それは間違いです。

付与されたものはポイントであって現金ではありません。

利用可能な期限が決まっていたり、サービスの改悪や提供元が潰れてしまうことで価値を失う可能性を持っています。

ポイントは使ったときに初めて、現金と同じ価値があったと言えます。

ポイントは現金と同じ

ポイントは現金と同じということを忘れてしまうことはありませんか?

矛盾しているように感じたかもしれませんが、利用用途が同じという意味です。

期間限定ポイントなど利用期限が過ぎて失効してしまっても、「まぁいいか」と考えてしまうことはありませんか?

でもそれって前回までの買い物が値引きされていなかったことと同じですよね。

カジノのチップってあるじゃないですか、あれってなんでわざわざ現金をチップに替えるか知っていますか?

お金を使っているという感覚を麻痺させる効果があるそうです。

ポイントも同じで、お金と同じという感覚が麻痺します。

ポイントの失効は過去にさかのぼって損をしたということ、提供元の丸儲けです。

「ポイントがついた時点で得した気分になり、失効してもあまり気にしない」ことが計算されているシステムなんです。

ポイントを貯め込むメリット

毎回ポイントを使わずに貯めるメリットはないのでしょうか?

......残念ながらほぼメリットはありません。

ポイントが付与されたときより低い還元率のときに使えば少しは得になりますが、ポイントは貯めていても利息がつくわけではありませんし、失効のリスクが大き過ぎます。

あとは、まとめて使ったその時だけを見れば大幅に値引きされて、得したように錯覚できて気持ちいいというくらいでしょうか。

おわりに

ポイントカードなどのポイントは、貯めずに使う方が良いということが納得できたでしょうか。

正直、ポイントシステムって実際に計算してみないとどうするのがお得なのか判りづらいですよね......

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