「おれんじ」です。
通勤・通学の定期を買うときに、何ヶ月分買えばいいのかわからないという方
ICカード定期券なら6ヶ月を買っとけば間違いないですよ。
その理由をお教えします。
6ヶ月だと割安
実際に比較してみれば一目瞭然です。
JRの横浜~東京間の定期代を参考に見ていきましょう。
片道 464円
往復 928円
購入期間 | 1ヵ月 | 3ヵ月 | 6ヵ月 |
金額 | 13,900円 | 39,610円 | 66,700円 |
6ヶ月間の金額 | 83,400円 | 79,220円 | 66,700円 |
1ヶ月定期×6との差額 | 0円 | 4,180円 | 16,700円 |
元が取れる使用回数(6ヵ月) | 90往復 | 86往復 | 72往復 |
パッと見てわかることは、6ヶ月間まとめて買うと1ヵ月定期一回分以上お得になるという事です。
切符を毎回買う事と比較した元が取れる使用回数が、半年で18往復もちがいます。
月の出勤・通学日数を20日として考えてみても、1ヵ月分ちがいますね。
「安いから」これが6ヶ月定期を買う理由です。
失くしても再発行できる
「6ヶ月定期を失くすとリスクが大きいから、3ヶ月にしておく」
このような事をよく聞きますが、それって磁気定期の話ですよね。
SuicaやPASMOなど殆どのICカード定期券は、データは別に管理されています。
紛失してたら主な駅やバス営業所に申し出れば、失くしたカードのデータを引き継いで再発行できます。
紛失再発行には、氏名・生年月日・性別情報が必要です。
「無記名」カードでは、再発行できませんが、定期の場合は発行時に登録しているはずなので問題ありません。
Suicaの場合、再発行手数料510円と、新しいカードのデポジット500円しか掛かりません。
失くしたカードが見つかった場合は、古いカードを返却してデポジット500円を返金できます。
なので、ICカード定期券は1ヶ月でも6ヶ月でも紛失したときの損失は同額です。
そもそもそんなに失くす?
定期券を失くす心配をする人はよくいますが、失くした経験がある人はごく少数しか知りません。
そんなに失くすものですか?
今のICカード定期券は磁気カード定期券とちがい、自動改札を通過するときも手から離しません。
つまり取り忘れはないです。
可能性としては、荷物の出し入れの時に落とすなどでしょうか。
落としたとしても、先に書いたように再発行だけ考えれば損失は一律「1,100円」です。
割安の項目で挙げた例だと、6ヶ月定期は1ヶ月より「16,700円」お得でした。
16700 / 1100 = 15.18181818
この例だと半年間で15回失くすと1ヶ月定期を買ったのと同じ金額が掛る事になります。
半年間で15回ですよ?
2週間に1回以上のペースですよ、そんなに失くします?
そんなペースで失くしてたら、1ヶ月定期だって失くしますよ。
1ヶ月定期との差額が大きければ大きいほど、失くした時の事を考えると6ヶ月定期にするべきだと言えます。
払い戻しもできる
期間の途中で使わなくなってしまう可能性もあるかもしれません。
だから小さく刻んで買うよと。
これも誤りです。
定期券は期間が残っているのに使わなくなってしまった場合、払い戻しができます。
この場合、残り期間が1ヶ月を切っていると消滅してしまいますが、残っていれば1ヶ月単位で払い戻せます。
Suicaの場合、手数料が「220円」掛かる程度でした。
使わなくなる事がわかっているならともかく、可能性だけで考えているなら6ヶ月定期を買っても安心なのです。
まとめ
理解していただけたでしょうか?
「失くす心配があるから3ヶ月」
この考え方は磁気カードの定期券の話です。
昭和です。
ICカード定期券では、こうです。
「失くす心配があるなら、金額的にお得な6ヶ月」