わが家でも子供の自転車練習のために、ランニングバイクを購入しました。
購入するにあたって、ランニングバイクについて調べてみると「ストライダー」と「へんしんバイク」のふたつが人気があるということがわかりましたが、どちらがいいのか判断できませんでした。
そこで自転車屋さん(サイクルスポット)に足を運んで色々とアドバイスをもらいながら、うちの子供にあったランニングバイクの検討してきました。
「ストライダー」と「へんしんバイク」を比較して、子供にあったランニングバイクをえらぶ際のポイントについても教えて頂いたので、その内容をお伝えします。
最終的に、わが家で購入したのは「ストライダー スポーツモデル」ですが、あくまでもうちの子供にあっていたためです。
内容を参考にして、子供にあったランニングバイクの検討をしてくださいね。
ランニングバイクとは?
「ランニングバイク」「バランスバイク」「ペダルなし自転車」など、呼び名は様々ですが同じものと考えてください。
「地面をけって進むペダルの付いていない自転車」のことです。
ペダルが付いていないことでハンドル操作と体重移動に集中することできて、バランス感覚を重点的に育てることができます。
先にバランス感覚をつかんでおくと、ペダル付きの自転車へも補助輪を使わずにスムーズに移行できるようになるんです。
よその子供が乗っている自転車をよく見てみると、このランニングバイクに乗っている子供が多いことに気がつくと思いますよ。
ランニングバイクの比較
たくさんの種類があるランニングバイクですが、わたしの周りでは「へんしんバイク」と「ストライダー」という2つの製品が評判がよかったです。
今回の購入にあたり2つの製品について、2歳6ヶ月の我が子と自転車屋さんに行って質問してきました。
比較しながら見ていきましょう。
へんしんバイク
「へんしんバイク」の特徴は、名前の通り「変身」にあります。
ランニングバイクとして使ってバランス感覚をつかんだあとは、ペダルをつけてそのまま自転車として使うことができます。
自転車屋さんによると、乗り慣れた車体がそのまま自転車になるので、子供も違和感なく移行できるそうです。
ランニングバイクの状態でブレーキがついているのも、ストライダーとの大きな違いですね。
もうひとつの大きな違いが重量です。
ストライダーの3.0kgに対して、へんしんバイクは5.3kg
と倍ちかい重量があります。
うちの子は身体が小さいのでこの違いが大きく、扱いにくそうでした。
対象年齢が低い「へんしんバイクS」という製品もありますが、それでも5.0kgあります。
そのため「慣れるまで時間がかかる」と自転車屋さんも言っていました。
シート高に関しては、サドルを一番低くして「へんしんバイク」が37.5cm、「へんしんバイクS」が32.0cmです。
へんしんバイクの特徴をまとめると、以下のような感じです。
- ペダルをつけられる
- ブレーキがついている
- 子供によっては重くて扱いにくい
- シート高が最低でも高め
3つ上のお友達が「へんしんバイク」を持っているので聞いてみましたが、やはり重くて慣れるまで時間が掛かったようです。
今はペダル付きで乗ってますけどね。
補足:へんしんバイクは、Amazonや楽天では販売していないようです。
ストライダー
「ストライダー」の特徴は、扱いやすさですね。
重量が3.0kgと軽いため小さな子供でも、押したり、起こしたりが簡単にできます。
シート高に関しては、サドルを一番低くした高さが「クラシックタイプ」が30.0cm、「スポーツタイプ」が「へんしんバイクS」と同じ32.0cmです。
へんしんバイクと比較すると、ストライダーの方がサドルは低めになっていますね。
ブレーキが付いていないことはデメリットともとれますが、そのおかげで構造が単純で取りまわしやメンテナンスが楽というメリットがあると自転車屋さんは言っていました。
ペダルやブレーキは付けられないので、将来的に自転車を追加で購入する必要があるのが悩みどころですね。
ランニングバイクにどれくらいの期間で慣れるかにもよりますが、子供の学習能力は高いですから、早ければ一年しないうちにランニングバイクは不要になり、新しく自転車を買うことになるかもしれません。
買い換えたあともストライダーは軽いため、子供は普通の自転車が重くて扱いにくいと感じるかもしれません。
悩みますね......
自転車屋さんからは、自転車への移行に関してだけいうと、へんしんバイクの方がスムーズだということでした。
ストライダーの特徴をまとめると、以下のような感じです。
- 軽くて扱いやすい
- シート高が低い
- 構造が単純
- ブレーキがついていない
- 自転車は別に買う必要がある
ストライダーなら雪が降っても乗れる
雪国に住んでいる親戚に見せてもらったのですが、ストライダーには雪遊び用のオプションパーツもあるようです。
スキー板のようなオプションパーツを前後の車輪に着ければ雪の上でも遊べます。
これを購入しておけば、雪国でも一年中、自転車の練習ができますね。
ストライダーに決定っ!!モデルは?
試乗もして比較しましたが、うちの子供の場合は身体が小さく、チカラもまだないのでストライダーに決めました。
へんしんバイクのシート高37.5cmだと、うちの子供は足が届かなかったんです。
長く使うことを考えての「へんしんバイク」であり、Sは候補にしていなかったため、この時点で「へんしんバイク」はあきらめました。
ストライダーに決めたのですが、ストライダーには更に「クラシックモデル」と「スポーツモデル」という2種類のモデルがあります。
この2つのモデルの比較もしていかなければいけませんね。
クラシックモデル
「クラシックモデル」はストライダーの原点であり、基本となるスペックです。
ランニングバイクに必要な最低限の仕様となっています。
そのため、色々と改良されているスポーツモデルよりも本体の値段は安くおさえられています。
スポーツモデル
「スポーツモデル」は標準装備が充実していますが、その分値段も2,500円くらい高くなっています。
わが家で購入したモデルなので、写真で説明できます。
クラシックモデルとの違いをまとめると、以下のような感じです。
- サドルの最高位置が高い
- サドルが柔らかい
- ハンドルなどの調整に工具がいらない
- ハンドルバーにクッションが付いてる
- ハンドルグリップが細い
結構な違いがありますよね?
順に説明しますので、クラシックモデルとの価格の差が高いか安いかを意識して読んでみてください。
わたしは比較してスポーツモデルの方が得だと思い購入ましたよ。
XLロングシートポスト
スポーツモデルには「XLロングシートポスト」が付属しているので、サドルの高さがクラシックモデルに比べて高くできるので長く使っていくことができます。
モデル名 | サドルの調整範囲 |
クラシックモデル | 30.0~41.0cm |
スポーツモデル | 32.0~52.0cm |
クイックリリース式のハンドル・サドル
固定システムもクラシックモデルと異なり「クイックリリース式」になっているので、工具がなくても簡単に調整することができるのも便利ですね。
サドルの素材はクラシックモデルより柔らかく、おしりへの負担が少なくなっています。
ハンドルバー
ハンドルに関しても固定システムは「クイックリリース式」で、転んだりして曲がってしまってもすぐに直すことができます。
ハンドルバーにクッションが標準装備されているので、転んだときのケガを軽減できるのも安心です。
子供が乗っている姿を見てわかったのですが、慣れないうちは前に進もうと前傾姿勢になるので、転ぶとハンドルバーに顔を打つことが多く、クッションはあった方がいいと思いました。
ハンドルグリップの細さの違いに関しては、子供が握りやすいかどうかですね。
うちの子供は手も小さいので、グリップは細い方が握りやすかったです。
おわりに
参考になったでしょうか?
自転車屋さんで試乗してアドバイスをもらいながら比較・検討をした結果、うちの子供には「ストライダー スポーツモデル」が最適だと判断して購入しました。
最適なランニングバイクは子供の体格や年齢によって違いますが、検討する際の参考にしてください。
購入後の使用感に関しては、『ストライダーに初乗りして見えてきた問題と今後の練習方針』で紹介しています。